冬になるとデスクワークが捗らないちょぺおです。
その理由は何と言っても「寒いから!」っていう単純な理由です。
足元が寒いとデスクに向かっていてもそっちに気を取られて集中力が低下する人も多いと思います。
かと言ってガンガンに暖房を強くしても暖かくなり過ぎて眠くなったり、乾燥して風邪を引きやすくなったりと、悩みを抱えている人も多いはず。
今回はその悩みを払拭すべく、デスクでも使えるこたつを自作したのでご紹介します。
それも単なるデスク用こたつではありません。
「誰でも、工具無しで簡単に作れて、家中どこでも椅子に座って使える、そして当然足元はポカポカ」という特徴を持つデスク用こたつなんです。
数ある暖房器具の中でも「こたつ」は1,2を争う人気だと思うのですが、作業するには体に負担がかかる、置くにはスペースが必要、置いちゃうとダラダラしがち、といったデメリットもありますよね。
今回自作したこたつで私の長年の悩みが見事払拭されたので、同じ悩みを持つ方の参考になればと思い、記事にしました。
↓続編の記事もアップしてますので併せてお読みください↓
コンパクトなこたつは簡単DIYで自作!パソコンデスクをあったか環境に!
それでは説明していきます。Let’s DIY!!
デスク用自作こたつのつくり方
早速ですが、今回自作したこたつをお見せします。
私はデスク(幅100×奥行60×高さ70cmほどのガラステーブル)下にデスクトップPCとデスク用こたつを置いています。
デスク下にすっぽりと納まる形になっています。
最終形態がこちら。
毛布をかけて完全にこたつ化することで足元ぽかぽかで、めちゃくちゃ捗るようになりました。
これをどのように作ったのか、まずは必要なものから説明しますね。
必要なもの
①山善 サイドテーブル(折りたたみ)幅57×奥行38×高さ65cm(必須)
②こたつ用取替えヒーター(必須)
③結束バンド(他のものでも代用可能)
④メッシュパネル(他のものでも代用可能)
⑤プラスチック段ボールや毛布(お好みで)
要約すると、次のようなイメージです。
①テーブルに②こたつヒーターを取り付ける
取り付けるには③結束バンドと④メッシュパネルを使うのが簡単
⑤プラスチック段ボールや毛布があれば更に暖房効果アップ
この中で特に重要なのが①サイドテーブルと②こたつ用取替えヒーターの2点です。
順番に説明していきます。
①山善 サイドテーブル(折りたたみ)幅57×奥行38×高さ65cm
これの特徴は、「高さが絶妙であること」、そして「折りたためること」の2つです。
一般的なデスクは高さが70cmのものが多いため、高さ65cmというのはデスクの下にすっぽり納まっちゃうんです。しかも椅子に座った状態で太ももにもぶつからない絶妙な高さになるのがポイントです。
そのため、このサイドテーブルをこたつ台にすることで場所を選ばずに椅子に座った状態でこたつに入れるということを意味します。
1点だけ注意が必要なのが、デスクに引出しが付いている場合は65cmの空間が無い場合があることです。この場合は残念ながらデスク下には収納できなくなってしまいます。
ただし、ノートPCやタブレットでの作業であればわざわざデスクを使うことなく、このサイドテーブルをデスク代わりにそのまま使用することも可能です。
そして2点目としてシーズンオフ時にはヒーターユニットさえ外せば折りたたんでコンパクトに収納できる点です。
普通にサイドテーブルとして使用する際はこの形。
棚板は2枚付属されていますが、こたつにするにはジャマなので外します。
上の写真の左右にある足が次のように折りたためる仕様になっています。
両サイドの足は下の写真のようにカチっとハマっているので、使用中に急に動くことはありません。
②こたつ用取替えヒーター
別売りで販売されているこたつのヒーターユニット部分ですね。
取り付けできればいいので、特にこの製品でないと・・・というのは特にありません。
あえておススメするとしたらメトロ電気工業の「U字型カーボンヒーター 手元温度コントロール式 MCU-501E(K)」です。
(現在は機種としては古いので商品リンクは新しいモデルにしています)
これの特徴は電源コードの途中にあるコントローラーで細かく強さをコントロールできるところです。
実は私が今回使用したのはこのタイプではなく、コントローラーがヒーターユニットに直接付いている石英管タイプでした。以前これをリビング用こたつで使用していたのですが、最弱設定にしてても熱すぎて、ON/OFFを手動で繰り返さなければならない状況でした。
これが嫌で、先程おススメしたカーボンヒータータイプのコントローラーに変更した結果、弱設定でも心地良いこたつ生活を送ることが出来るようになりました。
今回自作したデスク用こたつは、この余ったヒーターユニットをどうにか使えないか?というところから生まれたものになります。
そのため、自作したこたつでは未だにON/OFFを繰り返しています(笑)
③結束バンド、④メッシュパネル
これらは100均にあるもので全然問題ありません。
むしろヒーターユニットを取り付けできればいいだけなので、何か別のもので代替しても大丈夫です。
⑤プラスチック段ボールや毛布
今回は自宅にポリカーボネート素材のプラスチック段ボールが余っていたため、そちらを使ってテーブル周りを覆い、更にこたつっぽく毛布を掛けて熱が逃げないようにしました。
こちらについても別のもので代用可能ですし、毛布だけでも正直問題ない気がします。
それでは次に作製手順を見ていきましょう。
デスク用こたつの作製手順
ここまで読んでいただいた方にはもう予想がついていると思いますが、先程要約した通り、基本的にはサイドテーブルにヒーターユニットを付けるだけです。
いきなり完成後の写真ですが、要はこれだけです。ポイントについては写真で説明していきます。
まず、棚板を外したサイドテーブルにメッシュパネルを装着します。
外れなければいいので、こんな形で適当に数か所を結束バンドで固定しました。
余った部分を切れば見栄えはいいのですが、切り口が鋭利になって危ないので、私の場合はそのまま使用しています。
これは他の材料でも代用できると思いますので、同様に100均で買えるマジックテープのような物でもいいかもしれません。
次にメッシュパネル上にヒーターユニットを同様に固定します。
本来ネジ穴である穴に結束バンドを通してメッシュパネルと固定しました。
ヒーターユニットを取り付ける位置は天板裏ではなく、足元を暖めるためにこのような位置にしました。
上の写真よりももっと下側(足に近い位置)に取り付けた方が足は寒さを感じにくいのでお勧めです。
そしてお好みでサイドテーブル周りを囲って熱を逃がしにくくします。
今回はプラスチック段ボールをヒーターユニット裏側、そして両サイドに付けてみました。
以上でデスク用こたつの完成です!
デスク用コタツのメリット
実際にこのこたつを使っての感想をお伝えします。
使用する前はモコモコしたスリッパやレンジで温められる湯たんぽなど、いろいろ試してはみたものの、満足のいく結果は得られませんでした。
が、デスク用こたつにしてみて感じたのは、まずなんと言っても足が暖かい!でした。
作業しながら「寒い・・・」と感じることは本当に無くなりました。
私の場合、部屋が寒い時にはこのデスク用こたつとスチーム式の加湿器のみという組合せが多いです。
部屋の温度が低すぎる場合には1枚上着を羽織るか、エアコン(温度設定低め)を適度に併用しています。
足元はポカポカだけど、部屋の空気は暖め過ぎず、十分に加湿をすることで眠気を感じにくいように気を付けています。
あとはやっぱり椅子に座れるというのが大きいですね。
普通のこたつの場合は足腰への負担が大きいので、腰痛持ちの自分には長時間の作業はキツイものがありました。
デスク用自作こたつのまとめ
冬のデスクワークの天敵である足元の寒さを克服するために今回デスク用こたつをご紹介しました。
「誰でも、工具無しで簡単に作れて、家中どこでも椅子に座って使える、そして当然足元はポカポカ」のこたつを使うことで快適な作業環境を作り出すことが出来ました。
受験勉強をしている学生さんやブロガーさん、デスクトップPCでゲームをしている方など、同じ悩みを抱える方がいたら参考になれば幸いです。
コメント
デスクでコタツを使いたいけど今まで使っていたコタツも壊れていないし
市販のコタツデスクは価格の割に気に入ったものがないしで
簡単なDIYで机の下におさまるこちらのデスクのコタツ化を参考にさせていただいて
ほぼ同じものを作りました!どうもありがとうございます!
こういうのがほしかった!快適~~~!!!
自分は一番下の段に付属の板を渡して足を置いてコタツふとんをかけて使用しています!
オリヒロさん
コメントありがとうございます!
参考にしていただいて嬉しく思います^ ^
12月に入って冷え込んできたので、私もつい最近引っ張りだしました。
お互い快適デスクライフを満喫しましょう!
素晴らしいです。こんなこたつが欲しかったのです。
今度、こたつを自作しようと考えているのですが、火災にならないように気をつけていることはありますか?
akiさん
コメントありがとうございます!
気を付けていることの1つは、あえて言うほどのことでもないのですがつけっぱなしにしないことですね。
石英管タイプの場合は出力コントロールが難しくて一番弱い状態でも熱を持ち易い印象でした。
そういう意味でもカーボンヒータータイプの方が良いかもしれません(コタツヒーターの種類にもよるかもですが)。
また、結果的に良かったかなと思うのはテーブルの側面、背面をプラ段で覆ったことです。
記事の中で使用しているのはポリカーボネート素材のプラ段なのですが、材質的には120℃程度までの耐熱性があります。
そのため、覆ったことで熱を逃がし難く、毛布などをかけても直接コタツヒーターに触れなくなるので、火災防止という意味では効果があるのかな、というイメージです。
ぜひぜひ、自作コタツお試しください!
ちょぺおさん
返信ありがとうございます。
石英管タイプのこたつユニットしか余ってなかったのですが、
手元で強弱を切り替えられるものだったので、
1~7のうち、3くらいにするとちょうどよかったです。
とりあえず、家に余ってる
https://item.rakuten.co.jp/nitori/7441148/?s-id=pc_shop_recommend&rtg=8b0023db64e5587ccb8f51c465d4f5a7
こんな感じのボードをサイドデスクの周りに巻いています。
少し火災が心配ですが、設定した時間が経過すると自動的に電源が切れるタイマを使って、つけっぱなしを防止しています。
暖かくて、作業が捗りそうです
ありがとうございました。
akiさん
返信がかなり遅くなってしまい申し訳ありません。
無事に自作できたようでうれしい限りです。
やはりこたつユニット(ヒーター)によって強弱レベルが違うみたいですね。
この冬も活用いただいていることと願っています^_^