”THULE(スーリー)”というブランドのバックパックを長年愛用しているちょぺおです。
今回は「ビジネスバッグとしても普段使いでも使えるデザイン性」と「3年以上使っても耐久性抜群」なコスパ最強バックパックを20枚の写真入りでご紹介します。
”コスパ最強=安くてそこそこの機能性とデザイン性”というイメージを抱くかもしれませんが、THULEのバッグはちょっと位置付けが違います。
バッグの種類にもよりますが1,5000~20,000円程度の商品も多くて手を出そうと思ったら出せる価格帯なのに、何年も使えるという意味でのコスパを意味しています。
決して5,000円で買える的な激安な部類ではありませんが、デザインや機能も含めて満足度の高いバッグを探している方には参考になるかと思います。
THULEはバックパックだけでもPC収納が可能なタイプやカメラ収納用、トレッキング用など多いのですが、バックパック以外にもスーツにも合うブリーフケースタイプ、トラベルバッグなど本当に多種多様なバッグを取り扱っているブランドです。
例えばバックパック(リュック)以外にもこんなバッグもあります。
他のバッグについては別の記事で改めて紹介したいなと考えていますが、今回は私が愛用している「Subterra(サブテラ) トラベルバックパック34L」のレビューと、最後にTHULEというブランドについてご紹介していきます。
3年以上使った”Thule Subterra トラベルバックパック34L”の外観と抜群の耐久性
早速ですが、こちらの写真が実際に使っている「Thule Subterra トラベルバックパック34L」です。
カラーはブラックで、通勤や普段使いで週5以上、3年ほど使っていますが外観の色褪せや大きな劣化は見られません。
次の写真は一番酷使しているであろうショルダーストラップの部分です。
私の場合は左肩側から肩に掛けるので、このバックパックを背負う際は必然的に下の写真の右側(左肩側)のショルダーストラップをグイっと持ち上げて腕を通します。
水筒や着替え、モバイルバッテリー、折りたたみ傘など、それなりに荷物を入れるのでそこそこ重くなるのですが、ストラップ自体の劣化も特にありません。
メーカーHPには「メッシュカバーとパッド付き背面パネルを備えたEVAフォームのショルダーストラップ」とあり、このEVAフォームは反発弾性、復元性、耐候性に優れた発泡素材となっています。
また写真で穴が開いているように見える部分は”通気孔のカット加工”になっており、肉厚で耐久性を持ちつつ、通気性も考慮した設計となっています。
”Thule Subterra トラベルバックパック34L”の機能性
大容量で収納力抜群!
Subterra(サブテラ)シリーズはバックパックタイプだけでも容量違いで23L、30L、34L、40Lのラインアップがあり、容量に応じてポケットの位置や数などに違いがあります。
40Lはショルダー型にもなるタイプで完全なバックパック型とは若干異なりますが…。
ちなみに同じSubterra(サブテラ)シリーズでもキャリーケース型やノートPC収納型(スーツにもぴったりなビジネスバッグ型)など多くの種類があります。
ここでは「トラベルバックパック34L」の収納についてまとめてみましたので写真で説明していきます。
まずはサイドから見た収納部分です。
「フロントポケットエリア」、「メイン収納エリア」、「PC収納エリア」の大きく3か所があり、メイン収納エリアへのアクセス方法はトップ(メイン収納①)からとサイド(メイン収納②)からの2通りです。
トップからのメイン収納①はこの後で説明しますが、バックルを外すと口がガバッと開くロールトップ仕様になっているので大きな荷物も入れやすいです。
下の写真がガバッと開けた時のイメージです。
こちらはメイン収納①を上から見た写真です。
口の部分はマグネット付きで口が閉じやすいロールトップ仕様になっています。
マグネット部分を折りたたむと、左右をバックルで固定できます。
・・・が、私の場合は次のメイン収納②(サイド側)の方が便利なので滅多に使いません(笑)
そしてこちらはメイン収納②のサイドジッパーを開けて内部を写したもの。
ユニクロの折りたたみ傘(約27cm)を横にしても余裕で入ります。
お次はフロントポケットエリアです。
下の写真はフロントポケットエリアのジッパーを最大限開いた状態です。
フリーポケット×4、ペンホルダー×3、ジッパーポケット×2とかなりポケットが多いです。
一番上部のフリーポケットはかなり大きいので11インチ程度のiPadもちょうどスッポリ入ります。
このフリーポケットと向かい合う形で蓋の方に位置するジッパー収納もすぐに取り出せる位置にあるので何気に便利です。
中段は中くらいのフリーポケットとペンホルダーが並びます。
このフリーポケットにはワイヤレスイヤホンや消毒用のアルコールなどを普段は収納しています。
ペンホルダーは中心の1本だけ、底が閉じていないのでボールペンのクリップ部分までしっかりと入ります。
下段はジッパー収納とフリーポケットです。
フロントポケットエリアのジッパーはバックパックの底部までジッパーが開ききらない設計になっているので、このフリーポケットエリアが生まれます。
この下段部分に厚みがある荷物を入れるとバックパックを背負った際のシルエットがやや厚くなってしまうので、その場合はメイン収納の方に入れた方がいいかもしれません。
そしてお次はPC収納エリアです。
高価な精密機器を収納できる部分ということでそれほど厚いものは入りにくい設計となっていますが、15インチMacBook Proや15.6インチPCまで対応可能です。
逆に言えばノートPCなので動き難くすることで衝撃も受け難い仕様としていると考えられます。
更に写真のように背中側にはかなり肉厚なクッションパッドが搭載されていて『守られている感がスゴイ!』です。
このPC収納エリアもメイン収納同様にロールトップ部とサイドジッパー部の両方からのアクセスが可能です。
収納エリアに関する紹介は次のサイドポケットで最後です。
500mlのペットボトルもギリギリジッパーで閉じられるくらいのそこそこ大きいサイズ感です。
500mlの水筒になるとさすがにジッパーで閉じることはできませんが、収縮するゴムベルトが付いているので、ポケットの口がだら~んと開きっぱなしにならずにある程度固定されて落ち難い設計になっています。なので通勤時に電車で座って膝の上でバックパックを真横に置いたりしない限りは飛び出したりしません。
背負ったままでも取り出し易い設計が便利過ぎる!
私がバックパックを探していた時にSubterra(サブテラ)シリーズの、しかも容量を34Lに決めた最大の理由がこちらになります!
それはサイドジッパーからメイン収納へアクセスが可能であることであり、これにより背負ったままでメイン収納から荷物を出し入れすることができるんです。
どんなことかと言いますと、見た方が早いので写真で説明していきます!
まずは正面と側面からみた写真。こんな感じです。
この状態から左肩のショルダーストラップを外します。
外した側をグルっと手前にスライドすると・・・、なんとメイン収納②のサイドジッパーが目の前に!! ←大袈裟(笑)
痒いところに手が届く機能性
ショルダーストラップの長さ調整とストラップ紐収納
これ何気に便利です!最近のバックパックってこれくらいは普通なのかな??
背負った際のショルダーストラップの長さ調整は調整ストラップ紐を下側に引っ張るだけで短く調整することができます。
そしてこのままだと余分なベルト紐がだら~んとなってしまいますが、これを固定してくれるベルトが付いているのでスッキリ邪魔にならなくなります。
チェストストラップの高さ変更とキャリーケースに固定可能なパススルーパネル
チェストストラップの高さ位置は3段階で調整可能です。
そしてキャリーケースの持ち手にすっぽりと固定することが可能なパススルーパネルが付いています。
出張や旅行でキャリーケースと一緒に移動する際にはこれが結構便利です。
新幹線ホームなどで待っている時間なども重いバックパックを肩から下して、且つ地面には置きたくない場合も有効です。
”Thule Subterra トラベルバックパック34L”のメリット・デメリット
長年使い続けているTHULEのバックパックについて耐久性と商品の特徴について紹介してきましたが、ここでは使っている中で感じたメリット・デメリットについてもお話ししたいと思います。
メリット:なんといっても大容量で疲れにくい
荷物の多さは人それぞれですが、比較的荷物が多い方にとってはとにかくたくさん入るというのは大きなメリットになります。
私の普段使いの場合、まだ子供が小さくて電車移動が多かった時期は着替えや水筒など、自分の荷物以外にもいろいろと持ち歩く必要があるので特にこれにして良かったなと感じました。
荷物が多くても両手が開いているというのは子供を連れて歩く際にも安心できるポイントになります。
そして「荷物が多い=重くなる」のですが、ショルダーストラップにクッション性があるので肩が痛くなりにくいです。
サブテラシリーズを使う前は片方の肩に掛けるタイプの少し大きめのスリングバッグを使っていましたが、肩への負担が尋常ではなく、非常に肩が凝りやすかったので本当に楽になりました。
(これはバッグの種類による影響が大きいかもしれませんが・・・)
メリット?:他の人と被り難い
これは私が関東圏内で日頃電車通勤している中で感じたことですが、THULEのバッグを持ち歩いている人を殆ど見ることがありません。
デザイン性もシンプルでかっこいいTHULEのバッグは被り難いという点でもメリットかもしれません。
デメリット:大容量が故にシルエットが大きい
大容量であるが故、収納し過ぎると背負った際の見た目はシルエットが大きく、気にする方にとってはデメリットになる可能性があります。
ただ、これに関してはあくまでも私が使っている34Lサイズに関してのことなので、気になる方はより容量が小さいサイズを選ぶのもアリだと思います。
その場合に気を付ける点としては、先程も述べましたが同じシリーズでも容量違いで収納の数やジッパーの位置が違う可能性がある点です。
実際に私も30Lか34Lかで大分悩みました。
容量的には30Lで十分そうだけど・・・、34Lのメイン収納エリアにサイドジッパーからアクセスし易い点は捨てがたい・・・。
ということで、メイン収納エリアから荷物を出し入れする際にバックパックを毎回下す必要が無さそうな34Lタイプに決めました。
結果的には大満足です。ロールトップ部分を使うことがほぼ無いのは予想外でしたが(笑)
そもそもTHULEってどんなブランド??
街中でもあまりTHULEのバッグを見かけないのでバッグブランドとして日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、実はTHULEは1942年にスウェーデンで誕生した歴史あるブランドなんです。
製品もアウトドアスポーツ関連の道具を搬送するものから始まり、北欧だけあってスキーラックや、サーフボードやカヤック用のルーフキャリアなどを手掛ける会社でした。
1997年には世界最大のルーフボックスメーカーにも登りつめたメーカーなので、日本ではどちらかというと自動車関連での認知度の方が高いかもしれません。
今でも車の上に荷物を載せるためのルーフボックスやベビーカー、自転車用チャイルドシートなどの製品を展開してますが、バッグについても旅行用からPC用、ビジネス用、登山、スポーツ用まで幅広い用途に対応した製品展開を行っています。
知れば納得する品質の信頼性
そしてTHULEのロゴが入ったこれらの製品は過酷な試験を乗り越えた証でもあります。
スウェーデンのヒラーストープという町にあるテストセンターでは現行の国際的な基準であるISO規格よりもはるかに厳しいとされる「THULEスタンダード」と呼ばれる極限テストが行われ、これに耐え抜いたものが初めて製品として生み出されます。
バッグパックとしてのテスト内容まではわかりませんが、この製品テストの様子を収めたYOUTUBE動画からも品質へのこだわりが感じ取れます。
これを見ると3年使ったバックパックが全然問題ないのも納得です!!
コスパ最強ビジネスリュックブランドTHULEのまとめ
今回は私が3年前から愛用している「Subterra(サブテラ) トラベルバックパック34L」のレビューについてご紹介しました。
ちょっと奮発すれば手が届く価格帯で抜群の耐久性を兼ね備えるTHULEのバッグはコスパ最強です。
デザインもシンプルで機能性も高いので、「いいバッグ欲しいけど、安すぎるのはちょっと・・・」という方にはおススメです。
THULEはバックパック以外にもブリーフケースタイプやPC収納に特化したもの、カメラバッグなどもあるので、気になる方は一度どんなラインアップがあるか見てみてください!
コメント